就職、転職において人は見かけが大事です!
人は見かけだけ「が」大事とはもちろん言わない。けれど仕事を探すうえで見かけは大事です。本当に。年を重ねれば重ねるほど大事になります。なぜならやはり、身なりや顔つきにそれまでの生き方や考え方、生活習慣が現れる。そして、初対面は7秒で印象が決まると言われているので初対面だからこそ「いい」印象を相手に与えたいもの。
もちろん外見だけですべての面接の結果が決まるわけではないけれど、長くても1時間という短い時間の面接で人間の本質まで見抜く事はほぼ不可能。だって、数年間お付き合いした人でさえ結婚したら「こんな人じゃなかった」と離婚する人がいるくらいなのに短時間の面接で応募者が会社にとって、「あり」か「なし」か選択することは非常に困難。となれば経歴や職歴や性格だけでなく立ち居振る舞いを含め見た目も合わせて総合的に判断する必要があるのだ。短時間で好印象を与えるにはぜひ見た目を整えてほしい。
私の就職アドバイスでも一番最初に「外見」をチェックすることが多い。「面接に行くと思って服装、メイク、髪型を整えてください。」とお願いし、どこが足りないのか、どうしたら改善されるのか等アドバイスしている。なぜならば学歴はすぐには変えられないし、資格もすぐには取れないけれど、見かけはすぐに変えられるし、お金で買えるのだ。自己投資として外見をアップデートすることは非常にお勧めで、効果も目に見えるのでモチベーション維持にもよい。
「面接にきちんとした身なりで行くのは当たり前」と思う方も多いと思うけれど意外と面接で服装や外見で残念な人が多い。応募者も面接には意気込んで来てくださっていると思うがそれでも身なりに違和感があると「常識が少しずれているかな」と黄色信号が点灯する。もしくは、「うちの会社は第一希望ではないのかな。やる気が無いのかな?」と捉えかねない場合もある。見た目を変えることで、内面に重点を置いてもらえるなら見た目を変えないなんてもったいないのである。
かつて面接した方で、30年前くらいの大学生が着ていたと思わせるファッションで来られた方がいた。学歴、職歴は申し分ない。ただ、時間が止まっているのだ。もし採用したとしてもこの30年間の空白の時間を埋めるトレーニングを自分たちがするのかと思うとどうしてもお断りせざるおえなかった。ブランクの期間が長いかどうかではなく、その人自体の時が止まっているのがどうしてもネックになってしまった。
ではどうしたら見た目が変えられるのかというと一番重要なことは
他人からアドバイスをもらう事
恐らく自分なりに面接用に身なり、服装、外見を整えたつもりでも他人から見たらそうではない場合が多い。自分では出来てるつもり、でも他人から見たら違う。面接ではこの差が命取りになる場合もある。
面接は「他人である面接官がどう捉えるか」がすべてなので自己判断では正しい見方が出来ない場合がある。家族の場合、見慣れてしまっているのでいつもカジュアルな服装のあなたが突然面接用の服を着ただけで違和感を感じてしまう。なんなら一生懸命おしゃれをすると揶揄されてしまう事もあり、そうなると自分もやる気を失くしてしまう。その為客観的に判断できる他人にアドバイスをもらうのがお勧めだ。もしくは辛辣な友人でもいいが、もし友人に頼むのであればその友人が現在働いていており、オフィスファッションを理解していることが必要だ。
そこでいくつか面接に行くにあたり外見をアップデートさせる具体的なお勧めの方法をいくつか紹介したいと思う。
美容院に行く
もう、本当にこれは一番最初に言いたい。美容院に行きましょう。一番手っ取り早い垢抜け方法です。特にアラフォー以降は髪の毛によって老けて見えたり、疲れている風に見えたり、髪の毛の手入れによって大きく外見が変わる。何より手入れされていない髪は不潔感さえも感じさせる。身なりを整えると聞いたら一番最初に髪の毛をアップデートすると思ってもよいと思うくらい髪の毛は大事。
いつもの美容院でもいいけれどお勧めはちょっと贅沢をして、有名な美容院に行くこと。東京に行けるのなら表参道、銀座、原宿といった有名な美容院が並ぶ街に頑張って行ってみてほしい。おそらくオーダーするとき「手入れがいらない髪型でお願いします」という人が多いと思うけれどここでは「面接があるので清潔感があって、仕事が出来る雰囲気を出したい」と伝えてほしい。そのうえで「手入れがいらない髪型」と伝えましょう。最新トレンドを掴んでいる美容師に任せれば大きな失敗は無いと思う。(あるけどね。。。え?っていうレベルの人もいるけれど)
もちろん、育児、介護、療養等でなかなか美容院に行けない人も多いと思う。ただ、これから働きに出たいと意欲がある場合はぜひまず美容院に足を運んでほしい。美容院できれいにしてもらうと自分のテンションも上がり、意外とここから仕事探しのエンジンがかかる場合も多い。
「美容院1年くらい言ってないんです。。。」と言っていた方がバッサリと髪を切り、褒められたことによって、エンジンがかかりそのままメイクもファッションもどんどん変わっていった方もいた。その方は「そろそろ働きたいけど、でも今すぐには自信がない。」と仰っていたのに外見を整え自信がついたのか3か月後には転職サイトに登録するくらい積極的になっていった。
外見に伴って内面も変わるという説もあるけれど、私はそれを信じている。自分を変えたいなと思っている人がいたらまず美容院だけでも行ってみてほしい。ぜひホットペッパービューティーで探す事から始めてみてはいかがでしょうか。世界が変わるかもしれない。
スーツを新調する
職種にもよるが予め「こんな服装で来てください」と指示が無い限り、「がっつり」オフィス用ファッションで面接に行くのが吉だ。初めて会う面接官がどんな立場で、どんな性格で、どんなファッションで面接に来るのか予測は不可能だ。ましてやどんな考えで応募者を判断しているのか知ることは出来ない。であれば、とにかくしっかりオフィスファッションで面接に挑むことでプラスにはならないかもしれないが「マイナスにならない」印象を与えることが出来る。
「がっつり」オフィスファッションは「スーツ」に限る。ここで数年前のスーツではなくぜひ新調することをお勧めする。年齢を重ねると体形が変わっている事も多いし、スーツ自体の形が古くて古ぼけた印象になる場合もある。ここは一層新しく買いなおそう。
個人的にはSUIT SQUAREが価格が手ごろで、スーツの形もトレンドを抑えていてお勧め。またSUIT SQUAREだとスーツだけでなくインナーやバッグ、シューズなんかも揃うのでまとめてコーディネートしてみるのもよい。
他にはユナイテッドアローズや、セオリー、オンワード系列のスーツは大人に似合うものが多いのでよくチェックしている。
私自身スーツを長年着ているので、スーツについて書きだすと止まらなくなってしまうが、これから新調する方には下記のポイントをぜひ押さえてほしい。
- リクルートスーツは買わない
- セットアップを購入する
- 黒以外のスーツを試す。お勧めはグレーやネイビー。
- 必ず試着をする
- パンツでもスカートでもどちらでも可
- インナーも一緒に購入
リクルートスートを用意する人がいるがあれは若いからいいのであってアラサー以降が着るととても残念な感じになってしまう。大人っぽい仕事慣れした感じを演出したいところだ。今のスーツはセットアップを購入すれば面接ではセットアップ、日常では別々に着用することが出来て、コーディネートの幅が広がる。
スーツだと「黒」だと思う方もいるかもしれない。黒だとどうしても色が強いので老けて見える場合もあるし、下手すると喪服ぽくなってしまう。黒が似合う!と自信がある場合を除いて、少し明るめの色を選ぶのがお勧め。個人的にはグレーやネイビーは大人っぽさありつつ重くならないし、顔色も映えるのでよく好んで購入している。もしくは人にもよるが柔らかい印象や、童顔の場合ベージュなんかもこなれた感じがあって似合うと思う。
近くにお店が無い場合は仕方がないが、できれば試着をしてほしい。「好きな服」と「似合う服」は残念ながら違う。プライベートであれば好きな服でよいが、面接となると「似合う服」で挑みたい。そして試着をする際に店員さんに美容院同様に「面接があるので、清潔感があるスタイルにしたい」とぜひ伝えて下さい。店員さんと相談しながら決めて行こう。(私は店員さんと合わないなと思ったら買わずに帰ってしまうタイプです)もし店員さんとフィーリングが合えば一緒にインナーも購入してしまう。白いオーソドックスなシャツだと一気に野暮ったくなってしまうので、とろみのある素材感のシャツや、飾りがついたカットソーなどが無難で使いやすい。スカートでもパンツでもどちらでもいいが、試着したうえで似合うほうがよい。足が気になるのであれば、ゆったり目のワイドパンツや、センタープレスのパンツなんかも選択肢としてよいと思う。
垢抜け方法は色々あるけれど、何よりテンションが上がり、前向きになれるのでこれから働きたい方はぜひ後回しにせず、一番最t初に手を付けてほしいです。
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